キミの王子様は俺だよ



六都は私の隣の椅子に座って、頬杖をしながら私をニコニコと見てる。

うぅ、気になって食べれないじゃん…。

私は六都の腕にグイッと押して、顔を逸らそうとした。そしたら、逆に手を引かれて。

チュッとキスをされた。

「…六都やめて!私はご飯食べたいの!私を見ないで…」

「しょうがないじゃんか…深乃がカワイイんだもん」

私は顔を熱くして、最後のみそ汁を飲んだ。
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