蜜甘同居 こじらせ中 ゾルック 二人目
「私、全校集会に行かなきゃ……」
「俺と同類に、なりたくないのかよ?」
「そういうことではなくて……」
「顔色わりぃぞ。
俺の特等席貸してやるから、寝ていけ」
机をポンポンを叩く万里先輩は
声とは裏腹なふんわり笑顔。
心配していただけるのは嬉しいのですが。
私は、千柳様の隠れメイドとして……
「あと、オマエ細すぎ。
もっと食べたほうがいいぞ」
「太りたくないので」
だって千柳様は
どれだけ食べても太らないんです。
その分、私の知らないところで
動いたり脳を使ったりしていると
思われますが。
それに
千柳様に買っていただいた服が
着れなくなったら。
自分のことが許せなくて
顔をボコボコ、殴っちゃいそうだし……