蜜甘同居 こじらせ中 ゾルック 二人目
「で?」
ん?
「だから!」
んん??
私、何を聞かれているの?
頭を横に傾けながら考えても、
全くわからない。
「感想くらい……言えよな……」
いきなり声が弱々しくなって。
万里先輩は、私から視線を外すように
うつむいきだした。
「俺だって一応……
マズイもん食わせてねぇか……
心配になったし……」
なぜか、万里先輩の顔が真っ赤。
……
……
ひょぇぇぇぇぇ。
なぜか私の足元から、
熱が込み上げてきて。
頬が熱くなったと感じた時には
ドキドキが止まらなくて……
脈も飛び跳ねて……
い……いきなりそのテレ顔は……
反則です……
めいっぱい強がりながら、
顔を赤らめている万里先輩。
多分私も、同じくらい
顔が真っ赤に染まっていると思う。