蜂蜜色
私は
鈴が先輩に話してるなんて
何も知らずに
先輩が
お見舞いにきてくれるのを
待っていた。

あの桜並木にいた
男性
尚也さんと
同じ蜂蜜色の髪の毛をもった
葉山先輩を
待っていた

尚也さんが
鈴の彼氏だろうと
関係なかった。
私は
尚也さんが欲しかった

でも
尚也さんは
いない

だから
葉山先輩を
今は欲しい

あの
優しい声で
咲桜と
呼んで欲しい。
今度は
失敗しない
必ず
手に入れてみせる
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