カラフル☆デイズ
「何でって言われても……理由は色々あるからなぁ」
「色々って?」
更にあさ兄を問い詰めようと距離を縮めた私に、「今日はいつになく絡んでくるんだな」と、あさ兄が苦笑した。
「初めて、まひるに名前を呼ばれたって言うのもあるし」
あさ兄のセリフに、小さく頷く。
確かに、私もあの先輩に名前を呼ばれたのが初めてだった。だから、私もドキドキしたのかもしれない。
「あとは?」
「あとは、まひるが可愛いからっていうのもあるし」
あさ兄のセリフに、小さく首を傾げる。
「……あとは?」
「あとは、まひるがキスをねだってる様にも見えたからっていうのもある」
あさ兄のセリフに、微かに頭を下げる。
こ、の……
「~~変態っ!そんな訳ないでしょう!!?」