カラフル☆デイズ

渋々と頷いたあさ兄を見て、嬉しさに叫び出しそうになった私と、「は？朝陽！？」と、驚きに思わず立ち上がりかけたセイ兄。


それらを制する様に、「ただし――」と、あさ兄が落ち着いた声で続けた。


「その代わり、まひるも好きな人が出来たら、ちゃんと報告すること。それが条件だよ」


……ん？それって、結局同じことじゃない？


「あさ兄が自分で私の異性関係を調べたりするのをやめたとしても、私が正直に報告したら、結果的には同じじゃない？」


「朝陽のことだから、まぁ、そうかの一言で済ますはずはないよな」


「だよね？セイ兄もそう思うよね？好きな人が出来たって言ったら、絶対邪魔するよね？」