カラフル☆デイズ
―――――――……
――――――……
「まひる、今日どっか寄ってく?」
放課後になり、皆が教室から出て行く中、スクールバッグを肩に掛け、帰る準備万端の千紗が、私の席までやって来た。
「千紗は、今日デートじゃないんだ?」
「昨日と一昨日、二日連続でデートしたからね」
千紗がしゃがんで、私の机の上に手と顔を乗せる。
彼氏とは上手く行っているらしく、そう答えた千紗の顔は本当に幸せそうで、雰囲気も柔らかい。
私の場合、深月先輩と付き合っていることをあさ兄たちに内緒にしている手前、デートすらままならなくて。
「……良いな」
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「まひる、今日どっか寄ってく?」
放課後になり、皆が教室から出て行く中、スクールバッグを肩に掛け、帰る準備万端の千紗が、私の席までやって来た。
「千紗は、今日デートじゃないんだ?」
「昨日と一昨日、二日連続でデートしたからね」
千紗がしゃがんで、私の机の上に手と顔を乗せる。
彼氏とは上手く行っているらしく、そう答えた千紗の顔は本当に幸せそうで、雰囲気も柔らかい。
私の場合、深月先輩と付き合っていることをあさ兄たちに内緒にしている手前、デートすらままならなくて。
「……良いな」