カラフル☆デイズ
「あ、そう……」
それは初耳だと、どーでも良さそうな反応ばかり示す深月先輩に、陽気に頷き返す。
そして、2月の誕生石である薄紫色をしたアメシストのラインストーンがあしらわれたストラップを一つ手に取った。
誕生日が同じなら、深月先輩の誕生月の物を私が持っているっていうよりも、二人で一つみたいな感じがする……!
こんなことを本気で思ってしまう私は、脳内がとことん恋愛モードだ。
「それ、本当に買う気なんだな……」
「当然です!」と答えると、深月先輩は私の手からそれを奪い取り、お会計を済ませてしまった。