カラフル☆デイズ
「前にも、言ったよな?アイツには関わるなって」
「でも、仕方ないじゃない。好きになっちゃったんだもん」
私を見つめるセイ兄の視線の鋭さが一層増す。
「俺は絶対認めないからな。今後一切、アイツには関わるな」
「自分が深月先輩を嫌ってるからって、そんなの横暴だよ!絶対に嫌!」
「まひる!!」
「嫌ったら、嫌だからね!!」
お腹の底からそう叫んだ時、開けっ放しになっていたリビングのドアから、あさ兄が現れた。
「二人で、夜に何を騒いでるんだ?」