カラフル☆デイズ

この場合、どう返事をすれば良いんだろう……?


そんなことを考えようにも、今は適切な答えが浮かんできそうにもない。


だって


「つーか、変態朝陽!!その体勢のまま喋るのは、いい加減やめろ!とっとと離れろよ!」


セイ兄の言う通り、私は未だにソファーの上であさ兄に覆い被されたままで。


この体勢じゃ、何も考えられないよ……!


起き上がろうとすると、あさ兄が私の耳元に唇を寄せてきた。


「静夜の、この妬きっぷりを見れば判っただろ?」


まひるのことを嫌ってないってことが――そう、耳元で囁いた。




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