カラフル☆デイズ

「“だけど”?」


「あとは……まひるが泣くのを見られれば完璧、かな」


「酷いっ!最低です!!」


ドンッと、深月先輩の胸を力一杯叩く。


嫌われているのは判ったけど、それでもこんなことを言う人じゃないと思ってたのに。


「深月先輩の……意地悪……っ!」


ドンッ


ドンッ


ドンッ



トンッ



「う゛ぅ……っ」


力なく叩いた私の手を掴んで、深月先輩が胸元に私を引き寄せた。



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