カラフル☆デイズ
「私の場合、その特例が長く続いて、第二期は年金を貰う頃、第三期は米寿を祝う頃……とかになるんじゃないでしょうね?」
半分投げやりに、白けながら口にしたけれど、何だか本当にシャレにならない気がしてきた……。そんな歳になってからモテても嬉しくない。
てか、その頃になっても全然恋人が出来なくて、その上、あさ兄はちゃっかり結婚していて、私だけ一人ぼっちとかだったらどうしよう……そんなの嫌だ。
だって、そんなの悔し過ぎる……!
とっさに頭を抱えた私に、千紗が少し慌てた素振りで私の肩を掴み、顔を上げさせた。
「まひる、大丈夫!さすがに、65や88歳になるより早く来るって!まひるのモテ期!!」
自分のモテ期の時期のことよりも、いつの間にか私とあさ兄の将来の差に頭を抱えていたんだけど、結局はまた元に戻る。
だから、私に彼氏が出来ればいいだけの話だって、ことに。