カラフル☆デイズ
「そういうんじゃないってば」
どうしてあさ兄は、男の人ってだけで敏感に反応するんだろう?異性ってだけで無条件に恋愛関係に発展する訳でもないのに。
その所為で、私には女友達はいても、男友達は一人もいないっていうのに。
だから、彼氏に憧れはあるけど、同じくらい男女の友情にも密かに憧れていたりする。
「静夜、そいつはどんなヤツ?」
「むっつりした人!」
この話はもう終わりにしたくて、セイ兄の代わりに私が即答する。
「助平なのか……?」
唖然とした様に少し口を開け、戸惑いの表情を浮かべるあさ兄を見て、私の方が戸惑ってしまう。
「朝陽、まひるが言ってんのはそっちの“むっつり”じゃねぇって」
セイ兄の言う通り。
私が言ってるのは、口数が少なくて愛想がない方のむっつりだ。
「だけど、口数が少ない奴は総じて別の意味でむっつりな奴と決まってるから、朝陽の言うこともあながち外れてはいない」
独断と偏見による相当に偏った発言をしたセイ兄に、「やっぱりむっつりなんだな?」と、あさ兄がピクリと反応した。