カラフル☆デイズ

「新手のダイエット法でも、嫌がらせでもなくて、単にたまごサンドを極めたいだけ」


「たまごサンドを?」


私を見つめるあさ兄の目に、私の発言に対する疑わしさが滲んでいる。


何か他に理由があるんじゃないかって、探る様な視線に、私はあえて気付かないフリをして、さらりと頷いた。


「そう、たまごサンドを」


ここで古川先輩の件がバレたら、あさ兄のことだ、絶対にまた変な誤解をするはず。


あさ兄のその手の誤解には本当にうんざりだし、しかもあの先輩相手に好意を持ってると誤解されることを想像しただけでげんなりする。



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