秒速ファシネイト






宣戦布告、ととっていいわけね。




私は一条凪の漆黒の瞳を見つめ返すと、ビシッとその手を振り払った。





「あとで泣いても知らないからね」



「泣く?はは、この俺が?」





この男。一条凪。



この余裕すぎる口ぶり。




絶対私に惚れない自信があるんだろう。





その自信、根底から覆してあげる。






こいつを私に惚れさせて、虜にした暁には、私に尽くして尽くして尽くさせまくってやるわ!!!





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