私を守ってくれる王子様はドS王子!?
急いでドアを開ける。


すると…!!


「イタッ」

え?イタッ??って、はあああああ??


目の前には、頭を抑える男の人がいた。

もしかして、もしかしなくても??


「あのー…もしかして、ドアにぶつかりました?」

「勢いよく開けすぎなんだ、危ねぇだろ」


やっぱり、ぶつかったのね。

てか!そんなぶつかるようなとこにいる貴方も悪いのでは?と思ったけど、確かに勢いよく開けちゃったのは私だし…


「すみません…」

一応謝っておく。


ただ、口調的に私は苦手なタイプ。

なんか偉そうな感じが怖い。


「今度から気をつけれよ」

「はい」


初対面からなんか嫌な感じ〜!

「あ!挨拶遅くなってすみません。
今日引っ越してきた、高杉春夏です」


「知ってる、母さんから色々聞いてる」


あ〜、やっぱりこの人がママの友達の息子さんか。

ヤダな〜…って、うん?

なんかこの顔、どこかで見たことあるような…


「おい、なんだよ?」

私は見覚えあるような感じがしてたからか、ずっとこの人のこと見てたらしい。


「あ、あの…どこかでお会いしました?」

会ってたなら忘れてたことにも怒られそうな気もするが…


「お前と同じ学校」とだけ、ぶっきらぼうに話す彼。


同じ学校…うーん…あっ!!!!

とある1人を思い出した。


まさか、まさか……!!!!!!
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