私を守ってくれる王子様はドS王子!?
近くの交番。

見覚えのある交番。

2年前にもお世話になった交番。

また来るなんて思ってないだろうな。

恥ずかしい~!


「すいませーん」

須藤は未だに私の手を握っている。


でも少し有り難いかもしれない。

震えが出ないし、安心できている…


「あれ…髙杉さん?」

「どうも、お久しぶりです…」


以前も担当してくれた警察官。

覚えていてくれたらしい。


「久しぶりだねぇ。今日はどうしたの?」

「あ、えっと…」


また、ストーカーにって言いづらい…

須藤は何も知らないだず。


2年前にもストーカー事件があったなんて。

だから普通に「コイツ、ストーカーにあってるっぽいんですよ」と言ってしまう。


まぁ?私は言いにくかったし助かりますけど。

警察官は驚いていた。
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