昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
「そう言えば、凛はモサ男と仲がよかったわよね。まさか、モサ男が青山の御曹司だとは気付かなかったけど。パーティで途中から姿を見なくなったと思ったら、凛とお楽しみだったなんて」
彼女の発言にギョッとする。
「ちょっと春子さん、変な言い方しないで。鷹政さんの家の人たちと流しそうめんパーティをしたのよ」
ムキになって訂正する私を彼女はからかった。
「それは益々親密じゃないの。あの氷帝も凛にはメロメロとはね」
「だから違うのよ!」
必死に否定する私を適当にあしらいながら彼女はクスッと笑った。
「はいはい。凛もようやく恋に目覚めたかあ」
「春子さん!」
つい声をあげたら、部長にギロッと睨まれた。
「保科さん、静かに」
「……はい、すみません」
小声で部長に謝る私を見て春子さんは口を押さえて笑いを噛み殺す。
もう春子さんたら!
じっとりと彼女を睨むと、またタイプを続けた。
だが、なんだろう。目が霞む。
昨日頑張って翻訳の仕事を終わらせたせいだろうか。
彼女の発言にギョッとする。
「ちょっと春子さん、変な言い方しないで。鷹政さんの家の人たちと流しそうめんパーティをしたのよ」
ムキになって訂正する私を彼女はからかった。
「それは益々親密じゃないの。あの氷帝も凛にはメロメロとはね」
「だから違うのよ!」
必死に否定する私を適当にあしらいながら彼女はクスッと笑った。
「はいはい。凛もようやく恋に目覚めたかあ」
「春子さん!」
つい声をあげたら、部長にギロッと睨まれた。
「保科さん、静かに」
「……はい、すみません」
小声で部長に謝る私を見て春子さんは口を押さえて笑いを噛み殺す。
もう春子さんたら!
じっとりと彼女を睨むと、またタイプを続けた。
だが、なんだろう。目が霞む。
昨日頑張って翻訳の仕事を終わらせたせいだろうか。