昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
「凛の席はここ」
「あっ、はい」
返事をして椅子に座ると、みんなの視線を感じた。
鷹政さんは澄まし顔だけど、彼以外はみんな顔がニヤけている。
絶対、私の叫び声を聞いたに違いない。
恥ずかしくてテーブルで小さくなっていたら、なぜか突然前総帥の清さんがふらっとやってきてみんな呆気に取られた顔をしていた。
「やあ。みな元気にしとるか? ちょっと散歩で近くまで来てな」
ニコッと笑って挨拶する清さん。
私の右横にいる鷹政さんが、清さんを見てチクリと嫌味を言う。
「散歩と言って、こんな朝早くから車飛ばしてうちに来ないでください。周りの者も迷惑ですよ」
「だってお前が凛ちゃんと婚約したというから様子を見に来てやったんじゃ」
平然とした顔で清さんが鷹政さんの右側の席に座ると、鷹政さんは小さく溜め息をついた。
「うちに来るなとは言いませんが、時間を考えてください」
朝から険悪なムード。私がなんとかしなくちゃ。
「あっ、はい」
返事をして椅子に座ると、みんなの視線を感じた。
鷹政さんは澄まし顔だけど、彼以外はみんな顔がニヤけている。
絶対、私の叫び声を聞いたに違いない。
恥ずかしくてテーブルで小さくなっていたら、なぜか突然前総帥の清さんがふらっとやってきてみんな呆気に取られた顔をしていた。
「やあ。みな元気にしとるか? ちょっと散歩で近くまで来てな」
ニコッと笑って挨拶する清さん。
私の右横にいる鷹政さんが、清さんを見てチクリと嫌味を言う。
「散歩と言って、こんな朝早くから車飛ばしてうちに来ないでください。周りの者も迷惑ですよ」
「だってお前が凛ちゃんと婚約したというから様子を見に来てやったんじゃ」
平然とした顔で清さんが鷹政さんの右側の席に座ると、鷹政さんは小さく溜め息をついた。
「うちに来るなとは言いませんが、時間を考えてください」
朝から険悪なムード。私がなんとかしなくちゃ。