昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
披露宴の後、彼とホテルのレストランで念願のカニクリームコロッケをいただき、午後八時過ぎに車に乗った。運転席には伊織さんがいて、後部座席にいる私と鷹政さんを振り返る。
「おふたりともお疲れさまでした。凛さまのウエディングドレス姿に皆見惚れていましたよ」
「そんなことないですよ」
謙遜したら、鷹政さんが「屋敷の玄関に凛の写真を飾ろう」と真顔で言う。
「鷹政さん、冗談はやめてくださいね」
注意したら彼はフッと笑った。
「本気だよ」
この顔、本気なのか冗談なのかわからない。
「だったら、私の写真よりも鷹政さんの写真にしましょう? 目の保養になります」
真剣に頼むが、彼はクールに却下した。
「それでは俺が楽しめない」
今度は伊織さんが私たちの会話ににこやかにコメントする。
「相変わらず仲がいいですね。羨ましいです」
私と鷹政さんは普通に接しているのにはたから見るとイチャイチャして見えるのだろうか。
「おふたりともお疲れさまでした。凛さまのウエディングドレス姿に皆見惚れていましたよ」
「そんなことないですよ」
謙遜したら、鷹政さんが「屋敷の玄関に凛の写真を飾ろう」と真顔で言う。
「鷹政さん、冗談はやめてくださいね」
注意したら彼はフッと笑った。
「本気だよ」
この顔、本気なのか冗談なのかわからない。
「だったら、私の写真よりも鷹政さんの写真にしましょう? 目の保養になります」
真剣に頼むが、彼はクールに却下した。
「それでは俺が楽しめない」
今度は伊織さんが私たちの会話ににこやかにコメントする。
「相変わらず仲がいいですね。羨ましいです」
私と鷹政さんは普通に接しているのにはたから見るとイチャイチャして見えるのだろうか。