昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
葉山に来て浮かれてしまった。
身体をいまだかつてないくらい念入りに洗い、内風呂に静かに浸かる。
綺麗に透き通ったお湯で、身体が清められる気がする。
これもまるで儀式のよう。
露天風呂にも浸かろうと思ったが、心の余裕がなかった。
神前式も緊張したけれど、今はもっと心臓がドキドキしている。
ふと左手に光るふたつの指輪が目に映り、ジッと眺めた。
今日から私は青山凛になった。
名前が変わるのはなんだか変な感じがするけれど、そのうち新しい名字にも慣れるのだろう。
初夜が終われば名実ともに私は彼の妻になる。
政略結婚が多いこの時代に愛した人と結ばれる私は幸せ者だ。
そう考えると、この緊張さえも贅沢なものに思えた。
彼との出会いから今までのことを振り返る。
この葉山の地で彼と出会って、青山国際通商で再会して……そして、今日私は彼と結婚した。
すべてが夢のようだが、これは現実。
誰よりも愛している彼を一生支えていきたい。
身体をいまだかつてないくらい念入りに洗い、内風呂に静かに浸かる。
綺麗に透き通ったお湯で、身体が清められる気がする。
これもまるで儀式のよう。
露天風呂にも浸かろうと思ったが、心の余裕がなかった。
神前式も緊張したけれど、今はもっと心臓がドキドキしている。
ふと左手に光るふたつの指輪が目に映り、ジッと眺めた。
今日から私は青山凛になった。
名前が変わるのはなんだか変な感じがするけれど、そのうち新しい名字にも慣れるのだろう。
初夜が終われば名実ともに私は彼の妻になる。
政略結婚が多いこの時代に愛した人と結ばれる私は幸せ者だ。
そう考えると、この緊張さえも贅沢なものに思えた。
彼との出会いから今までのことを振り返る。
この葉山の地で彼と出会って、青山国際通商で再会して……そして、今日私は彼と結婚した。
すべてが夢のようだが、これは現実。
誰よりも愛している彼を一生支えていきたい。