昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
「いいか?」
 彼の目がキラリと光る。
 ひと思いに抱かず、私の気持ちを確認してくるところが彼らしい。
 それは彼の優しさ。
「はい」
 鷹政さんの目を見て返事をすると、彼は私の夜着を脱がしながら口付け、私の胸が露わになると吐息交じりに「綺麗だ」と口にした。
「恥ずかしいから……あまり見ないで」
 か細い声で懇願するも、彼に断られる。
「見ないとちゃんと抱けないだろ?」
 笑いを噛み殺した彼の声。
「私だけドキドキしててなんかズルイです」
 鷹政さんに文句を言うと、彼はクールな顔で返した。
「大丈夫。初めて惚れた女を抱くんだ。俺もドキドキしてる」
「絶対に嘘ですよ……んん!」
 鷹政さんに唇を塞がれ胸を揉みしだかれる。
 甘い快感に襲われて、「ああ……ん」と声をあげた。
 だが、それで終わりではない。
 彼が私の胸を口に含んで、先端を舐め回す。
 手を口に当てて声が出ないようにしていたら、彼は「我慢しなくていいのに」と小さく笑った。
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