昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
 これを送ってきたということは、父も少しは私のことを思ってくれているのだと思う。もう父に対してわだかまりは感じていない。
「あなたのおじいちゃんが送ってくれたの」
 お腹の子に笑って話しかけた。
 私もこの子も父と血が繋がっている。絶縁なんてできない。
「お腹の子が生まれたら、凛のお父さんにも見せに行こう」
 温かい鷹政さんの言葉に涙がこぼれる。
「凛は俺の前で泣いてばかりだな」
 私の頬の涙を指で拭う彼に涙ぐみながら言い訳した。
「鷹政さんが優しすぎるからです」
 こんなに素敵な旦那さまはいない。
 悲しい時も、辛い時も、楽しい時も、嬉しい時も彼は一緒にいてくれる。
 私を温かく愛してくれる。
 そんな極上の旦那さまを見つめて微笑んだ。
「鷹政さん、愛してます」
「俺も誰よりも凛を愛してる」
 至福の笑みを浮かべ、彼はゆっくりと私に口付けた。
 やっぱり彼は私の天使なのかもしれない。
 だって彼といるとこんなに幸せなんだもの。

The end.






最後までお付き合いくださり
ありがとうございました。
凛と鷹政のあったかさがひとりでも多くの
人に届きますように(^ ^)


滝井 みらん
2021.1月
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