不器用な恋〜独占欲が恋だと知ったのは君のせいだ
口内を余すとこなく可愛いがり、蕩けさせるまでやめれないだろうし、そのまま、襲う可能性もある。
今夜は、甘い雰囲気に持ち込み告白する。
恋人として付き合ってほしいと言うのだ。
俺の住まいに誘い、料理を一緒にして、カップルらしくイチャついて、食後、ベットへ連れ込む前に告白して、恋人として、抱き合う。
俺の完璧な計画…
それが、酔っ払いの香恋により、崩れていく。
食事が終わるまではよかった。食器を洗っている間に、ワインの残りを飲み切った香恋は、ほろ酔いを超え、完全に酔っ払いだった。だが、俺はまだ、そのことに気がついていなかった。
俺の背に抱きつき、なぜ、唇にキスしてくれないのかと可愛い不満が爆発。
最近、気がついたが、心を許してくれているからだろう。ほろ酔いになると甘えたな香恋になるらしい。
可愛さのあまり、焦らしていたはずだったが、触れたい我慢に俺も焦れていたのだろう。
唇が触れた瞬間、たまらず唇を合わせ、舌を擦り合わせ、絡めて、口内を余すことなく可愛がる。
蕩ける表情の香恋に欲情し、我慢できるはずもない。
高木に嫉妬するほど、ずっと主任呼びが気に入らなかった俺は、ほろ酔いの今ならと、自分の名前を呼ばせた。
言葉にならない衝撃と感動
これが、恋なのか…