不器用な恋〜独占欲が恋だと知ったのは君のせいだ
翌日は、月初めということで、朝から大忙しな主任は、主任以上の役付きで集まる会議で、朝から席にいない。
もちろん課長も出席しているので、今、経理課は、仕事しながらも、プライベートの会話ができる息抜きタイムだ。
コーヒーブレイクをする山崎さん、中村さんは、コピーの合間に鏡を見てお化粧チェック。高木さんは、主任から仕事を頼まれて、一人忙しくしている。
「ねぇ、どうだった?」
周りに人がいないことをチェックして、話しかけてくる優香が、にんまりと笑って近寄ってきた。
「おかげさまで、楽しかったよ」
「へー、楽しいことしたんだね」
ん?と意味深な言い方に、パソコン画面から、優香を見上げた。
首に指先を当てて、「ついてるよ」と小声でにんまり。
「上からのぞかないと見えないけど、あの男、意外とやるね」
鏡で見つけた時は、つけられた驚きで真っ赤になったが、揶揄われると恥ずかしい。
少し離れた高木さんの元へ行き、コソコソと耳打ちする優香。2人で、こちらを見てにんまり。
ほんと、やめてー。
生暖かい目から逃れるように、パソコン画面に集中していると、会議を終えた課長と主任が戻ってきた。
「ちょっと手を止めて、ミーティングするぞ」
もちろん課長も出席しているので、今、経理課は、仕事しながらも、プライベートの会話ができる息抜きタイムだ。
コーヒーブレイクをする山崎さん、中村さんは、コピーの合間に鏡を見てお化粧チェック。高木さんは、主任から仕事を頼まれて、一人忙しくしている。
「ねぇ、どうだった?」
周りに人がいないことをチェックして、話しかけてくる優香が、にんまりと笑って近寄ってきた。
「おかげさまで、楽しかったよ」
「へー、楽しいことしたんだね」
ん?と意味深な言い方に、パソコン画面から、優香を見上げた。
首に指先を当てて、「ついてるよ」と小声でにんまり。
「上からのぞかないと見えないけど、あの男、意外とやるね」
鏡で見つけた時は、つけられた驚きで真っ赤になったが、揶揄われると恥ずかしい。
少し離れた高木さんの元へ行き、コソコソと耳打ちする優香。2人で、こちらを見てにんまり。
ほんと、やめてー。
生暖かい目から逃れるように、パソコン画面に集中していると、会議を終えた課長と主任が戻ってきた。
「ちょっと手を止めて、ミーティングするぞ」