いたい、いたくない
幼なじみの真純くんは、わたしが他の男の子と関わるのを嫌がる。
「さっきの…誰?」
「昨日あいつと話してたでしょ」
「どこ行ってたの?まさか、男?」
中学高校と成長するにつれて、真純くんはわたしの異性との交流についていろいろ聞いてくるようになった。
最初は心配してくれてるんだって思ってたけど、次第にそれは心配の一言では収まらなくなってきて
「俺以外の男と話しちゃ、だめ」
ついにこんなことまで言うようになった。
「誰と話すのも、わたしの勝手だよ」
真純くんの言っていることがおかしいと
思ったわたしは、もちろん反抗した。
じっと見つめられても気にせず
仲のいい男子と会話をする。
真純くんなんて気にしない。