ずっとあなたが好きでした。
*
「よっ!昨日はどうも。」
「あぁ…こちらこそ、ありがとう。」
昼休み、社食で宮本に出くわした。
昨夜、カップルになれたせいなのか、宮本はえらく機嫌の良い顔をしていた。
「それで、愛美ちゃんとはどうなった?」
今まで一度も一緒にランチを食べたことがないというのに、宮本は僕の向かいに腰を降ろした。
僕に了解も得ないままに。
「うん…まぁね。」
さすがに嫌だとまでは言えないから、僕は俯いてそう答えた。
「なに、なに。
まぁねじゃわからないじゃないか。
二次会にも参加しないで、もしかして、二人っきりでどこか行った??」
宮本はそう言って、にやにや笑ってる。
変な想像をしてるのか、それともうまくいってないことを知って馬鹿にしてるのか?
「……彼女とは駅で別れたよ。」
嘘を吐いても仕方が無いから、僕は正直に答えた。
「え?それだけ?マジ?」
「マジだよ。」
「まさか、連絡先も交換してないの?」
「え……それは、まぁ……」
「へぇ~…そうなんだ。」
宮本はまたさっきと同じように、にやついた。
きっと、僕が嘘を吐いてると思ってるんじゃないだろうか?
見栄を張ってる、と。
「よっ!昨日はどうも。」
「あぁ…こちらこそ、ありがとう。」
昼休み、社食で宮本に出くわした。
昨夜、カップルになれたせいなのか、宮本はえらく機嫌の良い顔をしていた。
「それで、愛美ちゃんとはどうなった?」
今まで一度も一緒にランチを食べたことがないというのに、宮本は僕の向かいに腰を降ろした。
僕に了解も得ないままに。
「うん…まぁね。」
さすがに嫌だとまでは言えないから、僕は俯いてそう答えた。
「なに、なに。
まぁねじゃわからないじゃないか。
二次会にも参加しないで、もしかして、二人っきりでどこか行った??」
宮本はそう言って、にやにや笑ってる。
変な想像をしてるのか、それともうまくいってないことを知って馬鹿にしてるのか?
「……彼女とは駅で別れたよ。」
嘘を吐いても仕方が無いから、僕は正直に答えた。
「え?それだけ?マジ?」
「マジだよ。」
「まさか、連絡先も交換してないの?」
「え……それは、まぁ……」
「へぇ~…そうなんだ。」
宮本はまたさっきと同じように、にやついた。
きっと、僕が嘘を吐いてると思ってるんじゃないだろうか?
見栄を張ってる、と。