ずっとあなたが好きでした。
それから私は冷凍庫を物色する。
(パスタにしよう!)
冷凍パスタをレンジに放り込み、冷蔵庫を開ける。
今朝のサラダがまだあった。
それを出して、インスタントのスープを作って…
「いただきます。」
いつもの癖でそう言って、パスタセットに手を付けた。
どんなに悲しくても、お腹は減る…
そう思うと、おかしいやら、切ないやら。
でも、食べられるんだから、心配はない。
うん。きっと私は大丈夫。
だけど、やっぱりいつもとは違った。
何を食べてるのか、よくわからない。
いつもなら、なんでも美味しいって感じるのに。
(大丈夫、大丈夫。
今日はちょっとばかり刺激が強かっただけ。
そのうちに、落ち着くわ。)
黙々と食べ続けた。
とりあえず、全部食べきったことで、なんとなくホッとした。
「ただいま~」
ちょうど食べ終わった頃、両親が帰って来た。
「おかえりなさい。」
「あら、翔子…どうかしたの?」
私の顔を見るなり、お母さんが驚いたようにそう言った。
「今日見たアニメ、めっちゃ感動するやつでね。」
「あ、大分はやと監督の新作のあれ?」
お母さんが荷物をソファに下ろしながら訊ねる。
「そう、それ!
もう涙が止まらなくてね。」
「あらあら。
あ、ケーキとお寿司もらって来たけど、食べない?」
「今、パスタ食べたとこなんだけど。」
「あんたが甘いものを食べないなんて珍しいこともあるのね。」
「え?た、食べるよ。あ、お母さん達もコーヒー飲む?」
「お母さんはココアが良いわ。」
(パスタにしよう!)
冷凍パスタをレンジに放り込み、冷蔵庫を開ける。
今朝のサラダがまだあった。
それを出して、インスタントのスープを作って…
「いただきます。」
いつもの癖でそう言って、パスタセットに手を付けた。
どんなに悲しくても、お腹は減る…
そう思うと、おかしいやら、切ないやら。
でも、食べられるんだから、心配はない。
うん。きっと私は大丈夫。
だけど、やっぱりいつもとは違った。
何を食べてるのか、よくわからない。
いつもなら、なんでも美味しいって感じるのに。
(大丈夫、大丈夫。
今日はちょっとばかり刺激が強かっただけ。
そのうちに、落ち着くわ。)
黙々と食べ続けた。
とりあえず、全部食べきったことで、なんとなくホッとした。
「ただいま~」
ちょうど食べ終わった頃、両親が帰って来た。
「おかえりなさい。」
「あら、翔子…どうかしたの?」
私の顔を見るなり、お母さんが驚いたようにそう言った。
「今日見たアニメ、めっちゃ感動するやつでね。」
「あ、大分はやと監督の新作のあれ?」
お母さんが荷物をソファに下ろしながら訊ねる。
「そう、それ!
もう涙が止まらなくてね。」
「あらあら。
あ、ケーキとお寿司もらって来たけど、食べない?」
「今、パスタ食べたとこなんだけど。」
「あんたが甘いものを食べないなんて珍しいこともあるのね。」
「え?た、食べるよ。あ、お母さん達もコーヒー飲む?」
「お母さんはココアが良いわ。」