愁い流して
山崎「副長から言われてたんだよ。
お前が何をしでかすかわからないからな」



「流石ですね。
お願いします、見逃してください」



山崎「駄目だ。警備の薄い今を襲撃されたらお前もいないよりは力になる」



「長州の捕縛した人なら取り返しには来ません」



山崎「!?なんだ、話す気になったのか?」



「ええ、もう良さそうです」



山崎「そうか、結局本命はどっちだったんだ?」



「池田屋です」



山崎「わかった、副長達の所へ俺が伝えにいく。おまえは屯所待機だ」



「それは駄目です。山崎さんが池田屋に行く未来はありません」



山崎「お前なら行ってもいいのか?」



「はい、私はこの時代の人間ではないので」
< 100 / 158 >

この作品をシェア

pagetop