愁い流して
私は2階の奥へ駆け出した



「はっ!」



私は次々と向かってくる浪士達を気絶させた



多分藤堂さんは怪我をしてもう屋内にはいないはず。近藤さん、永倉さんと私で戦っている



あともうちょっとで土方さんたちが来る



それまでの辛抱だ



私は気絶させているだけだからいつ浪士達が目覚めるかわからない



屋内はとにかく暑かった汗がとまらない



沖田さんには啖呵切って言ったけど正直ここまで自分が戦えるとは思わなかった



命のやり取りをしているのに冷静に考えごとしていた
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