愁い流して
「私結構寝ていましたか?」



土方「丸一日寝てたな」



「寝すぎましたね」



土方「相当激しく戦ったんだろう。
総司があれだけ怪我をしていたんだ。
お前が池田屋から出てきた時は焦ったぞ」



「沖田さん、、、沖田さんや他のみんなは無事ですか?」



土方「ああ、近藤さんも総司も命に問題は無い。総司はお前よりも傷が酷いからまだ絶対安静だがな」



「そうですか、よかったです」



土方「山崎や総司から聞いた。
俺たちが来るまで浪士達と戦ってくれてたそうだな。
お前のおかげで助かった。
お前がいなければ倒幕派の奴らをここまで捕縛する事は出来なかっただろう。
総司も命を落としていたかもしれん」



「いえ、元はといえば私のせいですから。
私が過去に長くとどまったせいで歴史にずれが起き始めてたんです。
正しく修正しようとしただけなので感謝されることはありません」



土方「お前らしいな。正義感が強くて飾らない。
だが、お前はまた俺の命令を無視して。
山崎もお前を行かせたのもよくないが、怒るに怒れないのがもどかしいな、全く」



「申し訳ございません」



山崎さん怒られちゃったかな



あとで謝らないと



土方「まあいい、お前はもう少し休め。
大きな怪我はないがまだ安静にした方がいい。
飯は食べられそうか?」



「はい、頂きます」



土方さんは私を布団に寝かせ出ていった
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