愁い流して
男の子「師匠!俺の家こっちです!
来てください!」



「おお
そういえば坊主、名前なんて言うんだ?」



男の子「俺は歳三!土方歳三です!」



「、、、え」



じゃあ私は土方さんの子供時代に来てしまったのか



てことは今向かっている家には



歳「ただいまー」



?「おかえり歳って、あら?
お客さん?」



歳「俺の師匠だ!
師匠この人はなかさん。
俺の兄上のお内儀だ!」



土方さんのお兄さんの奥さんか



なか「歳!
あんたまた他所様にご迷惑かけたの?
すみません、この子がご迷惑をお掛けしたみたいで」



「いえ」



歳「違うぞ!
師匠は泊まり込みで俺を鍛えてくれるって俺を弟子にしてくれるって言ったんだ!
なっ、師匠!」



苦笑いしながらなかさんに話しかけた




「初めまして、いきなりすみませんが泊めていただけませんか?
旅人でして今晩泊まることろがないんです」



なか「ええ、大丈夫ですよ!
中へどうぞ。
歳!夕飯の手伝いをしてちょうだい」



歳「おう!」



土方さんは台所へ走っていった



なか「すみませんね。きっと歳が貴方にちょっかいを出したんでしょう?」



「いえ、俺が何処かに宿があるか聞いたので」



なか「それでその後あの子の遊びに付き合わされたのでしょう?いつもああなの、ごめんなさいね。旅の邪魔をしてしまいまして」



「いえ、俺は全然平気ですよ。
丁度泊まる場所宿を探していたので逆に助かりました」



なか「そう、旅人さんお名前は?」



「俺は勇気っていいます」



なか「勇気さんね、今夕飯の準備するから少し待っててくださいね」



「俺も手伝いますよ」



なか「そう?助かるわ、ありがとう」



歳「2人共何やってるんだー!
早く飯作るぞ!」



土方さんが台所から顔をだした



なか「ふふっ、はいはい今行くよ」



なかさんの後ろ姿を見ながら私も部屋へ入った
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