愁い流して
山崎「副長、連れてきました」



土方「入れ」



襖を開けると近藤さん、土方さん、沖田さん、斎藤さんがいた



土方「山崎、ご苦労だった。
座れ、、、お前もだ」



「、、、はい」



近藤「浪士に切られたと聞いたが傷は大丈夫そうかい?」



「そんな深い傷ではないので問題ありません」



近藤「そうか、よかった。勇気くん、色々聞きたいことはあるが、君は女子なのかい?」



黒髪が顕になっている為当然聞かれると思った



「はい、そうです」



沖田「なぜ逃げたりしたのさ?女だからって返答次第ではこの場で切っちゃうよ?」



もう、隠し通せないな



斎藤「、、、なぜ逃げたんだ」



「、、、なるべく過去に干渉したくなかったんです。
いつも過度に干渉しないように注意を払っていましたし」



沖田「過去?どういうこと?」



「すみません、実は嘘ついてました。
記憶なんてなくなっていません。
信じられない様なことですが全部本当の事を話すので信じて頂きたいです」



ごくりと固唾を飲む音が聞こえた



「私は未来から来ました」
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