愁い流して
土方side



総司が連れてきた勇気とかいう娘



まさかこいつから俺を理解するような言葉が出るとは驚いた



初めは記憶が無いだとか脱走したり、おまけに未来から来ただとか信憑性のないことばかり抜かしていたからその場で斬り殺してやろうと思った



が話を聞いていくうちに未来から来た話が濃厚になってきた



草履や荷物を見る限り今まで見た事の無い作りだったからきっとそうなのだろうと思った



だが俺は新撰組副長



疑い近藤さんの力になって新撰組を守っていかなくてならない



その為に厳しく粛清してきた



別に自分が優しいとは思わないがこいつはそれをわかっていたかのように話してきた



不思議なやつだ



疲れていたんだろう



よく眠っている



俺も今日は早めに休もう



寝ている姿を見ながら俺は筆を書き進めた



土方side終
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