愁い流して
反射で目を閉じる



だけど刀はいくら待っても来なかった



そーっと目を開けると誰かが浪士の刀の前に立っている



?「君、平気?」



「え、あ、あぁ平気です」



?「そう?ならよかった。はっ!」



助けてくれたおにいさんは浪士の刀を押し返す


た、助かった



こんな肝が冷えたのは久しぶりだ



私が安堵してるうちにおにいさんは浪士を追い払ってくれた



?「大丈夫か?」



「はい、大丈夫です。」



おにいさんの仲間であろう人が話しかけてきた



よくよく見ると同じ服を着ている



浅葱色の服に袖を山形に白く染め抜いた羽織、、、



新撰組、、、



?「いやー、君危なかったね、怪我はない?」


「はい、危ないところを助けて頂いてありがとうございます」
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