愁い流して
「何なんですか。全く」



イライラしながら呟いた



齋藤「失礼する」



山崎「斎藤か」



斎藤「入りづらくて少し外で立ち聞きしてたんだが、大丈夫か?」



「別に、平気です」



こんなにムカついたのは久しぶりだ



冷静でいられなくて声に怒りがこもってしまう



斎藤「手拭いを貸せ。もう温まっているだろ」



「はい」



斎藤「、、、そう副長を怒らないでやってくれ」



斎藤さんが手拭いを絞りながら話す



「何故です?私何か悪いことしましたか?
そりゃ言いつけ守らなかったことはいけないとは思いますが、それ以外であんなに怒られる理由がわかりません」
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