愁い流して

山崎「話を聞く限り、副長がお前を怒る理由もわかる」



「何故ですか?」



山崎「お前反省はしているが根本的なことを何も分かっていない。
お前今回の事は自分の責任だと思ってるだろ?
副長はお前が自分が上手く対処出来なかったからじゃなく、お前が誰にも助けを求めず1人で解決しようとしたからだ。
隊士達が近くにいなかったのなら周りの人に新撰組を呼びに行って貰えばいい。
その間お前が時間を稼ぐことも出来たはずだ」



斎藤さんがほっぺに手拭いを当ててくれた



斎藤「そうだな。もっと自分を大切にしろ。
俺達を頼れ。結局お前いつも怪我してるじゃないか。あまり副長に心配させるな」



「、、、心配?」



斎藤「ああ、副長だけじゃない。
俺達もこんな事が続くと気が気じゃない」



山崎「そうだ、俺達はもう仲間だろ?」
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