愁い流して
土方さんが真正面からこちらを見ていた



その顔は悲しそうな寂しそうな憂いを帯びた顔をしている



「、、、ごめんなさい。
言い訳をするつもりはないんですが本当にこういうこと慣れてるんです。
何度も過去に行って危険な目にもいっぱいあってきたし怪我をすることだって少なくなかったんです。
皆さんが私の事をそんな心配してくれてるって思ってなくて、まだ得体の知れない危険な人物って思われてるって思ってたんです。
今後は1人では動きません。
周りに助けも求めます。


未来で私には本当に気を許せる人がいません。
友達も家族もいません。
ましてや私を心配してくれる人はいなかったから分からなくて。
ごめんなさい。
次から気をつけます」



土方「いや、俺の方こそすまなかった。
軽々しく性別で差別してしまった。
お前はこの時代で信頼出来る人間がいない中屯所の仕事や自分のことでいっぱいだったんだろう
おれがもっと気を配るべきだった」



「いえ、そんなことは」



土方「お前が行きたがってたところはまた日を改めて行こう」



「ありがとうございます」
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