愁い流して
斎藤「局長、連れてきました」



部屋には近藤さん、土方さん、沖田さん、山崎さんがいた



近藤「斎藤、ご苦労。
勇気くんも来てくれてありがとう、座ってくれ」



「いえ、私に聞きたいこととは何ですか?」



なんとなく想像はつくが



近藤「実はな、最近長州の者を捕縛し拷問したところ、京の町に火をつけその混乱に乗じて上様らを暗殺また、天子様を長州へ連れ出そうと計画していることがわかったんだ。
そいつを捕縛したことにより長州の奴らは焦っている。
恐らく今夜にでもそいつの奪還計画を実行するか否かの会合を開くだろう」



「なるほど」



土方「その会合の場所が四国屋か池田屋と思われる。
お前に聞きたいことは奴らの会合の場所は何処か知っているかということだ」



やっとか



近藤「未来から来たという君だ。
四国屋か池田屋、或いは何処で行うか知らないかい?」
< 95 / 158 >

この作品をシェア

pagetop