愁い流して
「皆さん、お気をつけて」



玄関で皆を見送る



沖田「行ってきますね!勇気さんも留守番宜しくお願いします!」



「はい、沖田さんも無理しないでください」



斎藤「行くぞ」



沖田「急かさなくても行くよ、一くん」



「斎藤さんも、頑張ってください」



斎藤「ああ、行ってくる」



土方「ほとんどの隊士が出払うから屯所の警備が薄くなる。お前はここで屯所を守ってくれ、いいな?」



「、、、はい、わかりました」



みんなの背中を見送って屯所に戻った私はまだ迷っていた



歴史は確実にズレていっている



それにもし歴史が変わって屯所に浪士達が攻め込んできたらと思うとそう簡単に池田屋に行く決断は出来なかった
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