恋する乙女はまっしぐら~この恋成就させていただきます!~
「ダメです!!そんなのダメに決まってるじゃないですか!
その為に一緒にきて先生に張り付いているんです!
医院長、どなたに頼まれているのかわかりませんが、取り次いだりなんかしたら私一生恨みますからね」
さらにぐっと腕を掴む手に力を込めて医院長を睨み付けると頭上でふうっと浅く息が吐き出された。
「ったく、真琴。腕が痛い。
何のために俺が一緒に連れてきたと思ってるんだ。
俺はお前のモノだってまわりにわからせるためだろーが。
医院長もうまくかわしてくださいよ。
私は今のままで十分なんです。出世も新たな出会いも求めてないし、あの人の支配下にいきたくないのはわかっているでしょう?
私は現状に満足してるし、それにこいつだけで手一杯です」
先生はそういって鋭い瞳を医院長に向け、わずかに口角をあげて冷たい笑みを浮かべた。
「だから医院長、余計なことをして私のプライベートにこれ以上関わらないで下さいね。
もし……。
もしこいつがへそを曲げて離れていったりしたら俺は医院長を恨みますよ?」
先生が誰も側に寄せ付けない、いつもの冷たい空気を一瞬でまとった。
医院長の顔からも笑顔が消えて二人の視線が交差する。
その為に一緒にきて先生に張り付いているんです!
医院長、どなたに頼まれているのかわかりませんが、取り次いだりなんかしたら私一生恨みますからね」
さらにぐっと腕を掴む手に力を込めて医院長を睨み付けると頭上でふうっと浅く息が吐き出された。
「ったく、真琴。腕が痛い。
何のために俺が一緒に連れてきたと思ってるんだ。
俺はお前のモノだってまわりにわからせるためだろーが。
医院長もうまくかわしてくださいよ。
私は今のままで十分なんです。出世も新たな出会いも求めてないし、あの人の支配下にいきたくないのはわかっているでしょう?
私は現状に満足してるし、それにこいつだけで手一杯です」
先生はそういって鋭い瞳を医院長に向け、わずかに口角をあげて冷たい笑みを浮かべた。
「だから医院長、余計なことをして私のプライベートにこれ以上関わらないで下さいね。
もし……。
もしこいつがへそを曲げて離れていったりしたら俺は医院長を恨みますよ?」
先生が誰も側に寄せ付けない、いつもの冷たい空気を一瞬でまとった。
医院長の顔からも笑顔が消えて二人の視線が交差する。