恋する乙女はまっしぐら~この恋成就させていただきます!~
「今度ゆっくり一緒にご飯食べようね。付き合うことになった経緯とかプライベートの沖田先生のこととか教えてよね」
手をひらひらさせて仕事に戻っていく彼女に、私も笑顔で手を振り返す。
「うん、どうもありがとう。近いうちに、またね」と。
そっか…。
先生が昨日不機嫌だった理由はきっとそのせいだったのかもしれない。
「良かった」
ほっと胸を撫で下ろすと
「何が良かったんだ?」
と不意に背後から声をかけられびっくりして飛び上がった。
「せっ、先生!おはようございます」
「あぁ、おはよう。
っていうか今日は遅いんだな。早番じゃなかったのか?」
そういえば昨夜、私が早番で寝るのが早いことを気にした先生は、ご飯のあとすぐに私を家に送り届けてくれたんだっけ。
「あ…はい。
あのあとシフト変更の連絡がきて遅番になったんです」
「…何時だ?」
「えっ?」
「だから、今日仕事何時に終わるんだよ」
「えっ…?
あ…ええっと、8時半ですかね」
「そうか。
話したいこともあるし仕事のあと飯に行くぞ。
迎えに行くから終わったら家にいろ」
「はい。わかりました」
先生の方から会う約束をしてくれて、私のテンションが上がっていく。
先生がこの時言った"話したいこと" の意味を深くとらえずに、私はウキウキしながらエレベーターにのりこみ6階のボタンを押した。
手をひらひらさせて仕事に戻っていく彼女に、私も笑顔で手を振り返す。
「うん、どうもありがとう。近いうちに、またね」と。
そっか…。
先生が昨日不機嫌だった理由はきっとそのせいだったのかもしれない。
「良かった」
ほっと胸を撫で下ろすと
「何が良かったんだ?」
と不意に背後から声をかけられびっくりして飛び上がった。
「せっ、先生!おはようございます」
「あぁ、おはよう。
っていうか今日は遅いんだな。早番じゃなかったのか?」
そういえば昨夜、私が早番で寝るのが早いことを気にした先生は、ご飯のあとすぐに私を家に送り届けてくれたんだっけ。
「あ…はい。
あのあとシフト変更の連絡がきて遅番になったんです」
「…何時だ?」
「えっ?」
「だから、今日仕事何時に終わるんだよ」
「えっ…?
あ…ええっと、8時半ですかね」
「そうか。
話したいこともあるし仕事のあと飯に行くぞ。
迎えに行くから終わったら家にいろ」
「はい。わかりました」
先生の方から会う約束をしてくれて、私のテンションが上がっていく。
先生がこの時言った"話したいこと" の意味を深くとらえずに、私はウキウキしながらエレベーターにのりこみ6階のボタンを押した。