恋する乙女はまっしぐら~この恋成就させていただきます!~
2ヶ月目(真琴)
沖田先生と付き合いはじめた1ヶ月はあっという間に過ぎてしまった。
お互いの勤務表を何度見ても休みの日がかぶらなくて、どちらかの休みに食事の約束をなんとかとりつけるも、急患で呼び出されたり、緊急オペで泊まりになったりと、すれ違いばかりで…。
がっかりしているとそれをまるで見ていたかのように先生から電話がきた。
忙しい合間のほんの数分の先生との電話。
そんな些細な優しさが嬉しかった。
私と半年間付き合うことを1度は頷いたはずなのに、数日で覆そうとされてあの時は本当にヒヤヒヤした。
どうにか渋々頷いてくれたが、意外にも…先生は私をちゃんと彼女扱いしてくれている。
この関係が半年後には終わりになるなんて想像できないほどに…好かれているような錯覚におちいってしまうくらい、大切に扱われている。
だけど決まって先生は私にこう言うのだ。
「どうだ?
ますます俺に惚れただろ。遠慮しないで思う存分俺を好きになっていいからな。
ん、俺か?
ククッ、そう簡単に落ちてたまるか」
簡単には落ちてくれそうもない先生に、私ごときが思いつく小細工なんて通用するはずなんてないから私はただ真っ直ぐに想いをぶつけていくしかない。
「沖田先生、大好き。
こんなに先生を愛してる女は世界中探しても私しかいませんよ?だから先生、私と結婚しましょう!」
「沖田真琴、いい響きだとおもいませんか?
私、一生先生を愛しぬきますよ」
「先生、大好き」
「ふっ。はいはい。わかった、わかった」
半ば呆れながらも、いつも私の言葉に目を細めて優しく微笑んでくれる。
そんな先生に、私はドキドキしてこの時間が少しでも長く続くようにと祈らずにはいられない。
お互いの勤務表を何度見ても休みの日がかぶらなくて、どちらかの休みに食事の約束をなんとかとりつけるも、急患で呼び出されたり、緊急オペで泊まりになったりと、すれ違いばかりで…。
がっかりしているとそれをまるで見ていたかのように先生から電話がきた。
忙しい合間のほんの数分の先生との電話。
そんな些細な優しさが嬉しかった。
私と半年間付き合うことを1度は頷いたはずなのに、数日で覆そうとされてあの時は本当にヒヤヒヤした。
どうにか渋々頷いてくれたが、意外にも…先生は私をちゃんと彼女扱いしてくれている。
この関係が半年後には終わりになるなんて想像できないほどに…好かれているような錯覚におちいってしまうくらい、大切に扱われている。
だけど決まって先生は私にこう言うのだ。
「どうだ?
ますます俺に惚れただろ。遠慮しないで思う存分俺を好きになっていいからな。
ん、俺か?
ククッ、そう簡単に落ちてたまるか」
簡単には落ちてくれそうもない先生に、私ごときが思いつく小細工なんて通用するはずなんてないから私はただ真っ直ぐに想いをぶつけていくしかない。
「沖田先生、大好き。
こんなに先生を愛してる女は世界中探しても私しかいませんよ?だから先生、私と結婚しましょう!」
「沖田真琴、いい響きだとおもいませんか?
私、一生先生を愛しぬきますよ」
「先生、大好き」
「ふっ。はいはい。わかった、わかった」
半ば呆れながらも、いつも私の言葉に目を細めて優しく微笑んでくれる。
そんな先生に、私はドキドキしてこの時間が少しでも長く続くようにと祈らずにはいられない。