5月31日 朝の話
ジッポライター特有のカチっという音が静かな部屋に響き渡った。
火を付けた時のジッという小さい音まで聞こえる。
ゆっくり吸い込み青白い煙を天井に向けて吐き出した。
タバコを咥えたまま白いベッドから起き出し部屋の中央に置かれた赤いソファに腰を下ろした。
さっき見ていた不思議な夢を思い出しながら天井高く登ってゆくタバコの煙を見上げていた。
「あの女性は誰だったんだろう・・・」
気にはなったが深く考えるのは止めることにした。
だって、まだ朝だし・・・。
起きたばかりだし・・・。
何も考えたくなかった。
ただ心地よい誰かの腕の感触を思い出していた。
火を付けた時のジッという小さい音まで聞こえる。
ゆっくり吸い込み青白い煙を天井に向けて吐き出した。
タバコを咥えたまま白いベッドから起き出し部屋の中央に置かれた赤いソファに腰を下ろした。
さっき見ていた不思議な夢を思い出しながら天井高く登ってゆくタバコの煙を見上げていた。
「あの女性は誰だったんだろう・・・」
気にはなったが深く考えるのは止めることにした。
だって、まだ朝だし・・・。
起きたばかりだし・・・。
何も考えたくなかった。
ただ心地よい誰かの腕の感触を思い出していた。