リアル
第1章 刺激
朝、目覚ましの音で目がさめた。


相変わらず不快な音...


暫くはベットから出たくない。
低血圧だからだ。


ぐずぐずとベットにいるとすぐさまママが起こしにくる。


「まぁちゃん!!起きて!!」


「また学校遅刻しちゃうでしょ!!」


アタシは決まって「分かってるよ」と一言だけ返す。


「今日ママ用事あるから学校まで送って行けないんだからね。ちゃんと起きて電車で行って頂戴!」

朝からママの高い声は頭に響く。


アタシは重い腰を上げた。


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