リアル
バタバタっと足音。


ママと杉田純一が駆け付けた。


「アナタ達何してるの?!」


ママの酒焼けしている声が響いた。


真実は今にも泣きそぅな顔だ。


茜は真っすぐな視線でママを見ている。

アタシが最初に口を開いた。


「何でもありません。ちょっと大きな声で話してしまって。」


淡々とした口調で言った。


バタっ...


真実が立ち上がった。


「麻波ちゃんに蹴られました。」


アタシは下唇を噛みながら、真実を睨む。


...


「確かに蹴りました。けど、最初に真実さんが茜を叩いたのでそれが気にくわなくて。」
て。」



ママは状況の把握ができていない。


順々にアタシ、茜、真美の目を見る。



「ママ、今日はこの二人上がらせるから。」



何となく状況を察したのか、杉田純一はママにそぅ言うとアタシと茜の手を引いた。



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