リアル
第21章 村上
村上。
村上宗一。
若干33歳で鉄筋関係の会社を経営している。
独立して3年だ。
まだ小さな会社だが、この不景気に、それなりにやっている。
今日はその村上とのデート。
スナック和で会う事はあても、プライベートで会うのは初めてだ。
アタシは待ち合わせの場所に20分遅れで着いた。
なかなか髪の巻きがうまくいかなかったからだ。
「遅れちゃってごめんなさい!!」
村上の車にちかずき、すぐさまそう言った。
窓ガラスを開け、村上はニコッと笑いながら、
「平気だよ。寒いでしょ。早く乗りなよ。」
アタシは肩に掛けていたバッグを肩から下ろし、両手に持ちかえると、ペコリとおじぎをした。
「何処か行きたい処とかある?」
静かに煙草を吸いながら村上が聞いた。
「・・・村上さんにまかせます。」
時間はもう夕方の6時だ。
あまり遠くへは行けないだろう。
「じゃあ、何かご飯でも食べにいこうか?」
「ハイ。まかせます。」
村上宗一。
若干33歳で鉄筋関係の会社を経営している。
独立して3年だ。
まだ小さな会社だが、この不景気に、それなりにやっている。
今日はその村上とのデート。
スナック和で会う事はあても、プライベートで会うのは初めてだ。
アタシは待ち合わせの場所に20分遅れで着いた。
なかなか髪の巻きがうまくいかなかったからだ。
「遅れちゃってごめんなさい!!」
村上の車にちかずき、すぐさまそう言った。
窓ガラスを開け、村上はニコッと笑いながら、
「平気だよ。寒いでしょ。早く乗りなよ。」
アタシは肩に掛けていたバッグを肩から下ろし、両手に持ちかえると、ペコリとおじぎをした。
「何処か行きたい処とかある?」
静かに煙草を吸いながら村上が聞いた。
「・・・村上さんにまかせます。」
時間はもう夕方の6時だ。
あまり遠くへは行けないだろう。
「じゃあ、何かご飯でも食べにいこうか?」
「ハイ。まかせます。」