リアル
「まなみ...麻波!って呼んで。」


「分かった。麻波ね。」


アタシ達はまず昼食をとる事にした。


ここは都会と違って田舎だ。


オシャレなお店が少ない。


ましてや車があるわけじゃないから徒歩。


悩んだあげくよく仲間とくるパスタのお店にした。


ここのマスターの感じもいぃのだか何といっても安い。


学生にとって安いは絶対だ。


日曜の午後だというのに空いていた。


一番奥の窓側の席に座る事にした。


陽射しが眩しかった。


マスターがそれに気づくとロールカーテンを閉めてくれた。

「まなちゃん久しぶりだね。今日は素敵な彼氏も一緒で。」

まなちゃんとはアタシの事だ。


「久しぶりだね。マスター。今日は同級生と久しぶりに来ちゃったよ。」


マスターがニヤリと笑った。


髭がよく似合うちょい小太りのマスター。


「オーダー決まったら呼んでね。」


高下大輔と暫く沈黙になった。


...何を話そうか考えてたら高下大輔のほうから口を開いてきた。
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