リアル
校門前。


茜、さえ、遥、アタシの四人は山口美紀を待ち伏せする事にした。


山口美紀は友達二人と楽しそうに歩いてきた。


その表情は無性にアタシ達をイライラさせた。


「ねぇ、ちょっと話あるから着いてきてほしいんだけど?。」


何故か愛想のいぃ口調で遥が山口美紀に声をかけた。


山口美紀は不安そぅな表情をした。


山口美紀はどちらかと言うとアタシ達よりだと思う。


地味と言うより派手なほうだ。


ミディアムヘアーのユル巻きに前髪をポンパで上げている。

アタシ達は山口美紀の友達を先に帰し山口美紀を連れていった。


いつもの公衆トイレに。


山口美紀はうつむいて黙っていた。


遥はニヤニヤと笑っている。


アタシもなんだか楽しい気分になってきた。
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