リアル
「ワクワクする事？」


「麻波今彼氏いないでしょ？実はあたしが前にリサーチした人で麻波のタイプっぽい人見つけたんだ～♪」


確かにここ暫く彼氏はいない。


なんかこれって言う人も今までいなかったしあまり長続きしないほうなのだ。


「素で～♪誰？誰？何組の人～？」


「Ｂ組の高下大輔くんってうちらのタメの人なんだけどさぁ、ジャニーズ系で細めの不思議な感じの人なんだけど」


「あぁ～麻波可愛い系の男の子タイプだもんねぇ～♪」
と、茜が言った。


「そぅ言う茜だって可愛い系のジャ二系好きじゃん～♪」


「でもあたしはダーリンいるから他の男は興味ないの～」


自慢気味に茜が言った。


五人の中でフリーはアタシと遥だけだ。

遥はあまり恋愛に興味のない様子。


「じゃぁさぁ、今から高下大輔くん見に行かない？」


ノリよさげに夏子が言うとさっそく彼を見に行く事にした。

アタシ達のクラスはＥ組だ。


Ｂ組から離れているためあまりＢ組の顔触れを知らない。


アタシ達のクラスと違ってＢ組は大人しい感じの子ばかりだった。


みんなそれぞれに仲のいい子達と机を並べて昼食をとっていたり雑誌を見ながら会話をしていた。


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表紙・目次

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